テウクリウム・カナデンセ は北米原産のシソ科の多年草で、独特の網目状の葉脈が特徴的です。葉には香りがありますが、苦みがあるため家畜には好まれません。白または淡い薄紫色の房状の花を付け、ハチや昆虫、ハチドリなどの蜜源となります。毒があるので注意が必要です。

ハワイでは甘味のあるコルジリネ レッドスターの地下茎は食用とされ、葉はカヌーの綱や衣服、フラの踊り手のスカートに利用されています。ハワイ以外にも、熱帯の東南アジアとオーストラリア東部を含む、いくつかの太平洋の島々が原産です。

ダイオウウラボシ（大王裏星）（大王裏星）は熱帯アメリカ原産のシダ植物で、葉裏に胞子嚢が2列並ぶのが特徴です。観賞用に栽培され、直射日光を避けた室内で楽しめます。

パッションフルーツはその食用になる果実で知られるトケイソウの仲間です。果肉はゼリー状で、生食にしてもジャムなどに加工してもよく、中の小さな種も食べられます。つる性で成長が比較的早いため、緑のカーテンとして鉢植えで育てるのにも適します。

ムクゲ（木槿）は、芙蓉やハイビスカスに似た花を咲かせる落葉樹です。韓国の国花ですが、日本でも平安時代初期には存在していたと考えられています。夏の茶花として好まれますが、和歌では秋の季語となります。

ヒマワリヒヨドリは成長が速い多年生草本で、1日に3 cmも伸びると言われています。種子には毛が生えており、主に風によって広がりますが、毛皮、衣服、機械に付着することもあり、長距離の飛散を可能にします。有毒なため、取り扱いには注意が必要です。

ディフェンバキア・セグイネは葉に入る白や黄緑の模様が特徴的な、手入れが簡単な観葉植物です。花は白やクリーム色ですが、咲くことは稀で、古い株に咲くことがあります。全体に有毒であるため、手入れや株分けの時などは取扱いに注意が必要です。

キンセンカ（金盞花）は日本では観賞用に人気があり、その花色と花の形が盃のようであることから「金盞花」と名づけられました。油を抽出したり着色料としても使用されます。

キダチチョウセンアサガオ（木立朝鮮朝顔）は多年生の低木または小高木です。白や黄色のろうと状の花が下向きにぶら下がって咲き、甘い香りがします。エンジェルストランペットの名でも流通し観賞用に栽培されますが、かわいらしい名前とは裏腹に株全体に強い毒性を持ちます。特につぼみや実がオクラと誤認されることもあるため気をつけましょう。

リーフレットはすべて濃い緑色で、両面に毛状突起があります。花はピンクまたは紫がかった黄色から長さ0.98、長さ3.0〜11.8の2〜4本の花柄の茎で、キールは湾曲していないくちばしに伸びています。ポッドは湾曲しており、直線状で、長さ3.0〜3.5インチ、絹のようです。

ジャコウアオイ（麝香葵）はピンクや白の花を咲かせる多年草で、葉からジャコウ（ムスク）に似たよい香りがすることからその名がつきました。丈夫で育てやすく、夏に長期間よい香りの花を咲かせることから鑑賞用に広く栽培されています。その強健な性質から世界各地で帰化しています。

ニセアカシアは北米原産で、明治時代に入ってきた日本各地に分布している落葉高木です。葉の付け根に鋭い棘があり、直接触れる際には注意が必要です。初夏に甘い香りをさせる白い花が咲き、蜜が豊富に摂れるため、養蜂業においては重要な蜜源植物とされています。

人々に愛されてきた花木で、熱帯地域ではほぼ一年を通して開花します。香りのよい花はハワイではレイ（首輪）の材料に、カンボジアでは棺に入れる供物として使用されます。その丈夫さや美しさから、イギリス王立園芸協会の名誉あるガーデン・メリット賞を受賞しています。

ニジノタマ （虹の玉）は比較的耐寒性・耐暑性に優れ、育てるのも増やすのも容易な、初心者向けの園芸多肉植物です。夏になると星形の黄色い花を咲かせ、ジェリービーンズのような葉は寒くなると赤く色づきます。多肉植物の寄せ植えにも多用されます。

パキラ・アクアティカは、縁起が良いという理由で結婚式や新築祝いなどで贈られます。水辺などに自生していることから、ギリシア語で水を意味する「aquatica」という種小名がついています。また工業的な利用価値も高く、染料や木材などにも使用されます。

冬に常緑樹のカバーとして利用できるバニラプリペットは、半常緑低木です。日本には明治の後半に導入されました。小さな白い花を咲かせ、その後つける濃い紫色か黒色の実は鳥たちを引き寄せます。

アカバナの仲間はどれも似ており、柱頭の形や茎の毛の有無などで識別します。カラフトアカバナの柱頭は棍棒状（惰円形）で、茎には明瞭な稜があり、そこに屈毛が生えています。長らくノダアカバナと同じ種であるとされてきましたが、最近になってノダアカバナは北米原産の外来種であり、カラフトアカバナとは別の種であることが判明しました。

ササゲ（大角豆）は食用として世界中で栽培されている植物です。江戸時代の日本では赤飯の小豆が武士にとって切腹を思わせるため嫌われたため、この植物の豆を使用していた記録があり、現在でもそうする地域があるようです。

トウゴマ（唐胡麻） は生長が早く、荒れ地など様々な環境に適応して繁殖します。世界各地に分布し、公園などに鑑賞用に植栽されることもある一方、雑草ともされます。

ルリタマアザミ（瑠璃玉薊）は夏にメタリックな青い花を咲かせる多年草です。葉がアザミに似るためその名前がつきましたが、アザミ属ではありません。ボールが宙に浮いたようなユニークな姿と涼しげな色が好まれ、海外の有名ガーデンでも多く使われる花です。切り花はドライフラワーにもできます。