16. ベニアブラギリ
ヤトロファ・ゴシピフォリア(Jatropha gossypiifolia)は、一般に腹痛灌木、黒榕樹、綿葉榕樹として知られる、トウダイグサ科トウダイグサ属の顕花植物の一種である。メキシコ、南アメリカ、グジャラート州(インド)、カリブ海諸島原産。プエルトリコでは有害雑草に指定され、クイーンズランド州を含むオーストラリア北部では帰化し、クラス2の有害植物に指定されている。高さは2.5~4mになる。3つに裂けた葉は、若いうちは紫色で粘着性があり、年月とともに鮮やかな緑色になる。中心が黄色い小さな赤い花が房状に咲く。その後に、有毒なサクランボ大の種子のさやができる。うどんこ病が報告されている。ヤトロファ・ゴシピフォリアには多くの通称があり、英語ではbellyache-bush、black physicnut、cotton-leaf physicnut、スペイン語ではpinon negro、pinon colorado、tua-tua、フランス語ではmedicinier noir、medicinier rouge、ブラジルではmamoninha、peao-roxo、インドではjarak merah、sibidiguaなどがある。