イネ（稲）は、世界各地の水田や畑で栽培さている世界三大穀物の1つです。精白した米だけでなく、藁、もみ殻、糠なども幅広く活用されています。イネ（稲）の病気として最も被害が大きいのが糸状菌の寄生によって発病する「いもち病」で、消毒をしても完全には防除できません。

オオムギ（大麦）は世界で最も古くから栽培されていた穀物の一つとされていて、その歴史は1万年前の西アジアや中央アジアにまで遡ります。日本には1800年ほど前に朝鮮半島から伝わったとされていて、奈良時代には広く栽培されるようになりました。その後、平安時代から大麦をお米と混ぜたものが食べられるようになりました。

トウモロコシ（玉蜀黍）はその種子を食用や家畜飼料として利用する穀物です。味や利用目的に合わせて、多数の農業用品種も開発されています。家庭菜園でも栽培可能ですが、受粉のために2列以上で栽培する必要があります。

インゲンマメ（隠元豆）はタンパク質が豊富に含まれる野菜で、世界中で様々な料理に使われます。若いさやはそのまま調理され、成熟した種子は乾燥させて、煮豆などの調理用に用いられます。

コムギ（小麦）と人類の歴史は古く、新石器時代から栽培されており、日本へは奈良時代に渡来しました。本種は世界最大の栽培面積と収穫量を占める食用作物で、イネ、トウモロコシと並び世界の三大穀物とされる重要な人間の主食です。

シロツメクサ（白詰草）はヨーロッパ原産ですが、帰化して日本全国に定着しています。江戸時代に、オランダからの輸入物が壊れないための詰め物として使われたことがきっかけで渡来したと言われています。四葉のクローバーは、シロツメクサの葉が変化したものです。

シンビジウム・ハイブリッドの葉は紐のような形をしており、花の色は白や黄色、緑など、30種類ほどのバリエーションが存在します。花が咲く時期は冬の終わりから春の季節にあたり、最大で15cmの大きさになる優雅な花を咲かせます。

春を代表する花が桜であれば、ガクアジサイは梅雨の時期を代表する花です。鎌倉の明月院など、東西南北に名所があります。「万葉集」や「本草和名」などの古い書物に登場し、各地にお金や健康にまつわる俗信が残る日本人と関わりの深い植物です。

プリムラ・デンティキュラータは日本でポピュラーな観葉植物です。花がてまりのように集まって咲くのが特徴で、その形から「玉咲き桜草」ともいわれます。小さな花を球状に咲かせ、楽しませてくれます。

Tiger grass、ネパールのほうき草、ほうき草、ほうきスティックは、ネパールアムリソ（ネパール語：अम्लिसो）とアッサム語のjharuでこの植物の一般的な名前です。この植物の花は、ネパールではas्used kuchcho、ヒンディー語ではझाड़ूjhadu（フールジャドゥ）として知られている掃除道具またはほうきとして使用されます。

グァバは甘酸っぱいトロピカルフルーツが成る常緑低木です。日本でも自生しているものや栽培・販売されているものがありますが、野生化したもののほとんどが沖縄や奄美大島で見られます。果実はそのまま生食で、あるいはジャムやジュースにして楽しまれています。果実だけではなく、葉や花や植物そのものも見た目に美しいため、観葉植物としても人気があります。

観賞用として栽培されるクマツヅラ（熊葛）は、ヨーロッパを中心とした世界各地に広く自生する多年草です。道ばたや空き地に広くその姿を見る事ができます。人間の歴史と深く関わりがあり、古代ローマでは聖なる草として祭礼などに用いられました。

園芸用に持ち込まれたものが沖縄などで帰化しています。花はふわふわとして柔らかい雰囲気で、原種の花色は淡い紫色ですが、園芸品種によってさまざまな花色が選べます。草姿はユーパトリウム（セイヨウフジバカマ）に似ます。

プリムラ マラコイデス原産は中国ですが、ヨーロッパに渡った後日本に入ってきました。日本桜草によく似ており、また全体に白い粉がつくことから化粧桜とも呼ばれています。長期間様々な色の花が咲くため、花壇に植える人気の植物です。

夏に朝顔に似た白い花を上向きに咲かせるダチュラは、中国からインドに自生する一年草です。曼陀羅華（マンダラゲ）やチョウセンアサガオ（朝鮮朝顔）の別名もあります。江戸時代には華岡青洲が全身麻酔に使ったとされています。

ホテイアオイ（布袋葵）は明治時代に花を観賞するために持ち込まれました。メダカの飼育用として最も普及した水草のひとつで、産卵床、隠れ家、水質浄化などの役割を果たします。ただし、各地で帰化しており、環境省の生態系被害防止外来種リストの「重点対策外来種」に指定されています。生態系を守るためにも、増えすぎたホテイアオイ（布袋葵）は、自然の河川、湖、沼などに放たないようにしましょう。

テンニンギク（天人菊）は輪のような黄色い縁どりのある、特徴的な赤い花を持ちます。耐寒性・耐暑性があり、どんな土壌でも育つ丈夫な植物です。日本には観賞用植物として持ち込まれたあと帰化し、現在では北海道，東京，近畿以南に分布しています。

アメジストセージは、明治時代に中米から渡来した多年草です。グレーがかった緑色の葉は細長く槍のような形で、晩夏から秋にかけて紫色のビロードのような小さな花が茎に沿って咲きます。本種は栽培品種が複数あり、手間がかからない植物です。

個々のRheum nobileは、繊細で麦わら色の、輝く半透明の、規則的に重なり合った包の円錐形の塔です。高いほうの縁はピンク色の縁があります。大きくて光沢のある緑色の幼根の葉と赤い葉柄と神経が植物の広い基盤を形成しています。包帯を上に向けると、膜状の壊れやすいピンク色の小葉が現れます。これらの小葉の中には、小さな緑色の花の短い枝分かれした穂があります。多くの場合、付け根は3.3〜6.6フィートで 、腕と同じくらいの太さです。この根は明るい黄色です。

キンレンカは、南米原産の園芸種で一年草です。初夏から秋にかけて、暖色系の花を咲かせます。鮮やかな明るい花の色と、ハスの葉に形が似ていることがキンレンカの名前の由来です。花や葉はエディブルフラワーとして食されます。