ブッソウゲ（扶桑花）の渡来時期は明らかになっていませんが、琉球（現在の沖縄）にはかなり昔から入ってきていたと推測されています。1614年に島津藩が徳川家康に献上したことが伝えられています。沖縄県では、沖縄市や平良市の市花に指定されています。

ハワイでは甘味のあるコルジリネ レッドスターの地下茎は食用とされ、葉はカヌーの綱や衣服、フラの踊り手のスカートに利用されています。ハワイ以外にも、熱帯の東南アジアとオーストラリア東部を含む、いくつかの太平洋の島々が原産です。

ニチニチソウ（日々草）は大気汚染や排気ガスに耐える性質を持っているため、道路沿いに植えられています。江戸時代中頃に日本に入ってきました。毎日新しい花が咲きますが、1つの花は3〜5日ほどで枯れてしまいます。

アツバクコ 沿岸地域に自生する回復力のある低木で、細長くとがった葉と小さな紫色の花を咲かせ、生息地の栄養分の乏しい砂質土壌で生育する。この丈夫な植物は、強風や塩水噴霧に耐えるように適応しており、乾燥した海辺の環境では頑丈な存在となる。

Solanum wendlandiiは茂みや庭園などに自生する植物で、花期になると白色の花を咲かせます。花期が終わると黄色や赤色の果実をつけます。植物には有毒成分を含むことが報告されていることから取り扱いには注意が必要です。

セイバンモロコシ（西播蜀黍）は戦後帰化が確認された外来種で、本州から九州にかけて分布します。世界中の温暖な地域で広く帰化しており、根茎と種子でどんどん繁殖する侵略的な強害雑草として知られます。ススキに葉姿が似ますが、穂のようすに違いがあります。

ショウジョウソウモドキ（猩猩草擬）は、熱帯から亜熱帯地域に生息しています。よく似たショウジョウソウとの見分け方は、花の根元付近にある葉の基部の色がショウジョウソウは赤色であるのに対し、本種は白色であるという違いがあります。

シマヒゲシバ (Chloris barbata ) は、太平洋諸島を含む熱帯・亜熱帯地域でよく見られるイネ科植物である。攪乱された土地、過放牧された畑、道路の縁などに急速に広がり、塩分を含んだ土壌でも生育する。嗜好性は高くないが、牛は若草を食べる。

世界中に帰化しているとされるマルバツユクサ（丸葉露草）は、アフリカや太平洋地域の温暖な海岸地域に自生する一年草です。夏に淡青色の小さな花を咲かせます。最近の研究結果では、その生育圏を北に伸ばしているという報告があります。

ネックレスポッド、イエローネックレスポッド、時にはシルバーブッシュとしても知られるソフォラ・トメントサは、マメ科の汎熱帯性低木または小高木である。高さは4～10フィートで、海岸沿いや湿地帯の近くによく生える。ネックレスポッドという通称は、黄色い花が発芽して種子になった後にできる、特徴的なひも状の種子のさやに由来する。ネックレスポッドはミツバチ、チョウ、そしてアメリカ大陸の一部ではハチドリにとっても蜜源植物である。フロリダの原生植物愛好家たちは、この植物を乾燥地造園に適した景観植物として推奨しているが、自然発生するのはフロリダ州中央部と南部の海岸沿いの郡のみで、近縁の品種はテキサス州やカリブ海に分布している。オーストラリアに生育するネクラレスポッドの品種は、沿岸部の生息地が伐採され、外来種に駆逐されたため、地域によっては絶滅危惧種とみなされている。スリランカでは、この植物はムードゥ・ムルンガとして知られている。食用にならないサヤは、ムルンガ（ドラムスティック）のサヤに似ている。特にアフリカでは、魚の毒、昆虫やクモの忌避剤などに使われてきた。

イシガキコショウ (石垣胡椒)は世界各地の熱帯や亜熱帯に分布し、多肉質で光沢のあるハート形の葉と、茎にドット状に付く小さな黒い種子が特徴的です。観賞用として栽培されるほか、熱帯アフリカでは民族療法用にも使用されてきました。

根茎の多年生または一年生草のようなスゲは、通常、0.5〜2.0フィートの高さに成長します。夏から冬にかけて咲き、緑茶色の花を生成します。ステムは、0.039〜0.118インチの厚さで剛性があります。ステムは、三角形の断面を持つ無光沢です。葉は非常に狭く、約0.039〜0.157で草のような外観をしており、植物の根元に房状になっていることがよくあります。種子の頭は、茎の先端に不規則なクラスターが形成され、茶色のスパイクがあり、その下に3〜6個の緑の葉のbがあります。

ジュズダマ（数珠玉) はアジア原産の穀物の一種で、黒い大粒の実をつけ、その硬い穀物はネックレスのビーズや数珠としても使用されていました。また中国の遺跡などから太古にビールを作るために使用されていましたが、現在は用いられていません。

モモタマナは公園や街路樹などに植栽される半落葉性の高木です。果実はピロガロールタンニンという色素を含み、染料として利用されます。

シンゴニウムは小さい葉がかわいらしく、観葉植物として人気がある常緑多年草です。生えたばかりの葉は丸みのあるハート形をしていますが、成熟すると矢のような形へと変化します。

クサトベラ（草海桐花）は海岸の砂地や石灰岩地帯に生息します。塩害に強い性質から沿岸の街路樹や防潮堤の植栽に適します。秋になる果実は鳥が食べるほか、海流に乗って広範囲へ拡散し、流れ着いた場所で自生します。

常緑のシダ植物であるホウライシダ（蓬莱羊歯）は、その繊細で涼しげな見た目から観葉植物としても栽培されます。ハコネシダと似ていますが、ホウライシダ（蓬莱羊歯）の葉先はより大きく切れ込んだ形をしている点と、ソーラスが三日月型である点で見分けがつきます。

夏の定番の果物であるスイカ（西瓜）の起源はアフリカで、エジプトでは4000年前から栽培されていたと考えられています。日本に渡来した時期は諸説ありますが、17世紀頃という説が一般的です。明治になると欧米の品種が導入され、大正後期から昭和初期にかけて品種改良が行われ、現在私たちが食べているスイカの基礎となる品種が作られました。

ミツバハマゴウ（三葉浜栲）は東南アジアやオーストラリアに分布する低木です。夏にはラベンダー色の花を咲かせ、その後同じ色の果実を実らせます。庭木としても栽培されますが、あまり一般的ではないようです。

コミカンソウ（小蜜柑草）の和名は球状の果実をつけ、その果実がミカンを連想させることが由来で名付けられました。コミカンソウ（小蜜柑草）は花壇や路肩、畑などによく見られ低木、つる性、浮遊水生など多様性に富む生活型で自生します。