シャコバサボテンは砂漠ではなく森林の樹木に着生する多肉性植物です。茎が海に生息する節足動物のシャコに似ていることからシャコバサボテンと名づけられました。茎先に鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

クリスマスの時期によく目にするポインセチアは赤い花が咲いていると思われがちですが、実は花の周りに作られる苞葉です。クリスマスフラワーとも呼ばれています。人工的に日照時間を短くすると、葉の色をコントロールすることが可能です。

アサ（麻）は昔から栽培されてきた植物の1つです。繊維の原料として日本では神社のしめ縄や、暖簾などに使用されてきました。また麻は魔除けになるという言い伝えがあったため、麻模様の産着などが使われていました。

シロビユ（白莧）は熱帯アメリカ原産ですが、世界中に広く分布する一年草で、国内でも道端やコンクリートの隙間などにみられます。日本では初めに北海道に持ち込まれ、その後全国に広まりました。葉を豚の飼料として利用している国もあります。

グズマニア・リングラタは、花が終わっても色鮮やかな苞が数ヶ月間楽しめる、人気の観葉植物です。葉の付け根部分に水をためて生育する着生植物で、水やりは株元ではなく、葉が重なって筒状になった部分に行います。一般に流通するさまざまなグズマニアの仲間の中でも小型の種類です。

ホソバヒメガマは、北米でよく見られる多年生のガマです。湿地帯で育ちます。この植物の一部は食用ですが、その見た目が有毒な黄色い旗に注意してください。

夏にかけて道端で巨大化し、そびえるように生育する姿がよく見られます。明治時代に観賞用として持ち込まれて以来野生化し、今ではありがたがられることも少なくなってしまいました。よく見るとふわふわの見た目やシルバーがかった葉、明るい黄色の花などが可愛らしいバーバスカム（モウズイカ属）の仲間です。

エリンギウム・アルピヌムはアザミに似た、メタリックカラーともいえる紫〜青の花を咲かせる高山植物です。その美しさから海外の有名ガーデンなどでもよく使われますが、高温多湿に弱く、日本の暖地ではうまく育ちません。涼しい地域では、乾燥した水はけのよい土壌と十分な日当たりがあれば、手入れをあまり必要とせずよく育ちます。高さがあるため切り花にも最適です。

ヒマラヤ地方原産のレモン（檸檬）は白い花を咲かせた後、紡錘形の果実を実らせます。この果実は食用として世界中で幅広く利用されています日本では広島県、愛媛県などで多く生産されています。

キング・プロテアは美しい花を咲かせる低木で、南アフリカの国花に指定されています。最大30 cmにもなる花穂がアーティチョークのように見えることから「cynaroides」（アーティチョークのような）という種小名がつけられました。

テンニンギク（天人菊）は輪のような黄色い縁どりのある、特徴的な赤い花を持ちます。耐寒性・耐暑性があり、どんな土壌でも育つ丈夫な植物です。日本には観賞用植物として持ち込まれたあと帰化し、現在では北海道，東京，近畿以南に分布しています。

オランダカイウ（和蘭海芋）は、カラーとも呼ばれ、ウェディングのブーケなどで清楚な白い花が人気です。南アフリカ原産のサトイモ科の多年草で、交易のあったオランダから持ち込まれ、根の形がイモに似ているため「海芋」と呼ばれるようになりました。

アンスリウムは赤やピンク色に咲きますが、鮮やかなハート型は花ではなく仏炎苞です。ここから伸びる細い尾のような黄色い突起が花です。その独特の形から、大紅団扇という和名がついています。ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。

観葉植物として人気のニオイセンネンボクは、中央に黄色か白のストライプ光沢のあるトウモロコシの葉に似た葉をつけます。品種も多様でメンテナンスも簡単なことから、初心者にもおすすめの植物です。

Solanum hindsianum は、北アメリカ南西部のソノラ砂漠に自生する希少なワイルドフラワーで、最も乾燥した暑い地域に自生しています。乾燥と炎天下に強いため、Solanum hindsianum はエスケープガーデンやロックガーデンに最適な低木です。

テイキンザクラ（提琴桜）は開花期間も長く、丈夫な植物であることから、公園や学校などに植栽されています。原産地以外でも観賞用のものが逸出し、林地などで自生している地域もあります。種を含む株全体に毒性があります。

ニチニチソウ（日々草）は大気汚染や排気ガスに耐える性質を持っているため、道路沿いに植えられています。江戸時代中頃に日本に入ってきました。毎日新しい花が咲きますが、1つの花は3〜5日ほどで枯れてしまいます。

メリケンガヤツリはアメリカ大陸原産ですが世界に広く分布しており、日本でも1959年に三重県で最初に確認され、現在では関東以西で帰化し、国の要注意外来生物に指定されています。畑地や湿地などの湿った場所で見られ、水辺に大きな株を形成します。

Finger milletはエチオピアおよびウガンダの高地原産です。シコクビエの興味深い作物の特徴は、海抜2000 m以上の高度での栽培に耐える能力、その高い干ばつ耐性、および穀物の長い保管時間です。

アスカヒメ（明日香姫）は小形のサボテンで、丸い茎に並ぶ細く短い棘が白く美しい模様を構成します。白い棘を着色したものも観賞用に販売されています。春から晩夏にかけて白～クリーム色の鐘型の花を咲かせ、赤みがかった実を付けます。