アメリカ・オダマキは、摂取したり触れたりすると人体に悪影響を及ぼす恐れがありますが、症状の軽重には幅がある可能性があります。キンポウゲ科やオダマキ属の仲間はしばしば植物全体に毒があり、プロトアネモニンなどの有毒成分を含んでいます。誤食した場合には嘔吐・下痢・胃腸炎といった比較的軽い症状から、場合によっては心臓障害などが現れる恐れもあります。また、汁液が皮膚に触れると水疱や炎症が生じる可能性があります。

広くアジア地域に分布するヤマゴボウ（山牛蒡）は、多湿で温暖な気候を好む多年生植物です。葉に毒性があるため、一般的には有毒植物とされています。日本で「山ゴボウ」称して販売されている山菜は、全く別の植物です。

ハイキンポウゲは犬にとってひどく有毒である可能性があります。犬がこの種の植物を食べたり、接触したりしたと思われる場合は、直ちに獣医の診察を受けてください。これらの植物のすべての部分には、飲み込むと有毒であり、皮膚を刺激して赤みやかゆみを引き起こす可能性がある毒素であるラヌンキュリンが含まれています。過度のよだれ、嘔吐、下痢、脱力感、食欲不振から麻痺、発作、黄疸、けいれん、虚脱、さらには死に至るまでの摂取症状。

セイヨウメギは成長が早く、庭木として愛されている植物です。強烈な棘を持つことから、かつて日本では生垣に使用され「防御」としての役割を果たしていました。現在は公園樹としても植えられています。

この植物の評判に忠実に、 ジャガイモ消費は犬にとって非常に有毒である可能性があり、獣医の即時の注意が必要です。これらの植物のすべての部分には、食欲不振、過度のよだれ、嘔吐、下痢、瞳孔散大、混乱、行動の変化、脱力感を引き起こす可能性のあるいくつかの有毒物質が含まれています。さらに重症の場合、呼吸困難、心拍数の低下、昏睡、さらには死に至る可能性があるため、ペットがこの植物に接触した場合は救急治療として扱ってください。

オオアカバナは湿った草原や川岸に自生する野草で、日本では絶滅危惧種に指定されています。葉は蛾などの多くの昆虫に食べられ、夏に開花する花にはミツバチやハナアブが蜜を吸いに集まります。

ハナウドは道端、草地、堤防、河岸、線路沿いなどで見られます。花は人間にとっては不快な臭いがしますが、ハエ、ハチ、甲虫などの多くの昆虫に蜜を提供し、さまざまな種類の蛾が集まることでも知られています。汁は皮膚を刺激する可能性があるため、取り扱う際には手袋などの保護具を着用することが推奨されています。

羽毛状の花序がまるで煙に見える事で知られるスモークツリーは、明治時代に日本に移入しました。幹から取れる黄土色の染料は、かつて天皇や中国の皇帝の衣服を染める原料となっていました。花が咲いた後も、カラーリーフとして庭植えでも鉢植えでも楽しめます。

コルチカムは耐寒性に優れ、放置していても花が咲き、その育てやすさから日本各地で園芸植物として広く植えられています。日本には明治時代に渡来しました。コルヒチンという有毒成分が含まれ、誤って口にすると中毒症状を起こします。

セイヨウオニシバリ（西洋鬼縛り）の名は、枝が強く、これで縛られると鬼でも逃げられないという例えからきています。丈夫で育てやすい植物で、挿木で増やすことができます。紫やピンク色のきれいな花を咲かせます。

摂取するか、触れるかのどちらかであれば、ディフェンバキア・セグイネ 、ネガティブな反応を引き起こす可能性があります。症状は中等度から重度まであり、気道が塞がれると危険な場合もあります。この植物に含まれるシュウ酸カルシウムにより、その葉と樹液には毒性があります。摂取すると、唇や舌の腫れ、よだれ、言語障害、呼吸困難などの症状を引き起こし、触ると、痛みを伴う皮膚の発疹や目の炎症が起こることがあります。観葉植物として室内で見かけることが多いので、小さなお子様のそばに置く場合は注意が必要です。この植物を扱うときは、必ず手袋を着用すること。

ヒイロサンジコ（緋色山慈姑） は多年草で、華やかな花を咲かせますが、有毒な化合物、特にアルカロイドのリコリンやタゼチンを含み、シュウ酸カルシウムの結晶もあります。

地中海東部原産のヒヤシンスは16世紀にヨーロッパに入り、日本には19世紀後半にチューリップと共にフランスから入ってきました。名前はギリシャ神話に由来し、ゼピュロスの嫉妬により死に至ったヒュアキントスが亡くなった場所から咲いた花が本種だと言われています。

ベゴニア・レニフォルミスは、冬に小さな白い花を無数に咲かせる常緑多年草です。光沢のある黄緑色の葉がブドウに似ているため、英名ではGrape-leaf begonia（ブドウの葉のベゴニア）と呼ばれています。横から見ると白い蝶が止まっているように見えます。

サツキ はシャクナゲ 属の植物で、すべての組織に様々なレベルのグレイアノトキシンと呼ばれる毒素が含まれています。接触すると敏感な人はかぶれ、花粉は粘膜を刺激し、摂取すると吐き気、嘔吐、不整脈、血圧低下、幻覚などをヒトに起こすことがある。Grayanotoxinは非常に強力で、Rhododendronの花粉から作られた蜂蜜に含まれる量でも悪影響を及ぼす可能性があります。

ジャガタラズイセン（咬吧水仙）は、一般的にアマリリスとして販売される各園芸種の元となった原種のひとつです。アマリリスは欧米ではクリスマスの時期に観賞用に鉢植えでよく販売されています。温暖な気候の地域では地植えで栽培することもできます。

ヨーロッパイチイ は、人間、犬、猫、家畜、家禽などすべての動物種に対して強い毒性を持ち、大量に摂取するとすべての部位で死に至る可能性があります。

スピノサスモモはヨーロッパや北アフリカに分布するスモモの一種です。日本でちょうど桜の時期にあたる3月から4月にかけて、桜に似た白い花を多数咲かせます。アイルランドなどではスピノサスモモの木材を使って杖が作られます。

ドリアンは「果物の王様」とも呼ばれ、濃厚でクリーミーな味がしますが、強烈なにおいを放つことから日本では好き嫌いが分かれるフルーツです。タイやインドネシアなど、東南アジア旅行のお土産として「ドリアンチップス」などが人気です。名前は、古いマレー語でトゲを意味する「duri（ドゥリ）」に由来すると言われています。

セイヨウヤドリギ は他の樹木に生育し、自らも光合成する半寄生植物です。広葉樹、特にリンゴやポプラなどの木でよく見られます。冬に生る実を鳥が食べ、種を運びます。日本に自生するいわゆるヤドリギはこの亜種です。