アメリカヤマゴボウは、明治に日本に渡来し帰化しています。赤紫色の茎をもち、晩春から秋にかけ白い花を咲かせます。一般に雑草とされますが、濃い紫色の実は鳥を魅了するため、バードウォッチング用に栽培されることがありますが、全体にわたって毒があるため取り扱いには注意が必要です。

ヒガンバナ（彼岸花）は日本では畔道や土手などに群生し、秋の訪れを告げる花です。花の時期になると茎だけがすっと伸び、赤い花をひとつつけ、咲き終わると細い葉が生えてくるのが特徴です。墓地に植えられ死を連想させる別名も多いなど、日本では長らく不吉な花とされてきましたが、海外での人気に後押しされる形で価値が見直されています。

デュランタの葉や液果は人間やペットに対して強い毒性があります。一方で鳥たちには無害で、液果を好んで食べます。明治中期に観賞用に渡来し、沖縄などの暖地では庭木や垣根などに利用されます。国や地域によっては、侵略種とみなされています。

マサキは、摂取すると人体に有害ですが、その毒性は比較的低いと考えられています。マサキは植物全体に毒があるとされ、全草に有毒なアルカロイド、種子や葉にはカルデノライドが含まれています。大量に摂取した場合には、嘔吐・下痢・衰弱・悪寒・昏睡・けいれんといった症状が出る恐れがあります。マサキは生垣や公園樹として広く使われている植物で、赤い実が目立つこともあり、特に小さな子供は誤って口にしてしまう可能性があります。

タケニグサ（竹似草）は、茎が空洞で竹のように見えることがその名前の由来になったという説があります。雑草の一種で、道端などでよく見られます。白い花には花弁がなく、葉は羽状に大きく開きます。

Cycas revoluta属内の多くの種ソテツ（蘇鉄）植物のいずれかの部分を摂取したと思われる場合は、すぐに獣医に連絡する必要があります。サゴヤシは非常に一般的な装飾品であり、最も一般的な犯人です。これらの植物には高濃度のサイカシン毒素が含まれており、構造全体に見られますが、種子に最も集中しています。少量のサイカシンを摂取しても、嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。量が多いと、腸や肝臓に損傷を与えたり、昏睡状態になったり、死に至る可能性があります。

ハナショウブ（花菖蒲） （ Iris ensata ）の植物の一部を食べると、病気が生命を脅かす可能性があるため、直ちに獣医による治療を行う必要があります。毒素の最高濃度は球根に存在します。中毒の症状は、血便、過度のよだれ、無気力から始まる可能性があり、非常に真剣に受け止める必要があります。 Iris ensata 200種類すべてについて注意が必要です。

この植物の評判に忠実に、 タマサンゴ（玉珊瑚）消費は犬にとって非常に有毒である可能性があり、獣医の即時の注意が必要です。これらの植物のすべての部分には、食欲不振、過度のよだれ、嘔吐、下痢、瞳孔散大、混乱、行動の変化、脱力感を引き起こす可能性のあるいくつかの有毒物質が含まれています。さらに重症の場合、呼吸困難、心拍数の低下、昏睡、さらには死に至る可能性があるため、ペットがこの植物に接触した場合は救急治療として扱ってください。

原産のヨーロッパでは畑の雑草とされますが、園芸植物としても栽培されます。世界中で帰化し、日本でも各地で自生する姿が見られます。種を含む株全体が有毒です。

カラスビシャク（烏柄杓）は葉の変形した仏炎苞と呼ばれるものを細長く伸ばしますが、その中には花が包まれています。北海道から九州各地の畑地、道端や河原などで自生し、根茎や種子などでよく繁殖するため、畑では雑草とされます。

トクサ（砥草）は日本各地の湿地に自生するシダ植物で、和風の庭への植栽や生け花にも使われます。スギナとは同じトクサ属の仲間で、性質もスギナに似て非常に強健です。胞子や地下茎でどんどん増えるため、庭に地植えする際には注意が必要です。

ムラサキイリスは、摂取したり触れたりすると軽・中程度の毒性を示す恐れがありますが、一般に命を脅かすほどではないと考えられています。本種は植物全体に毒がありますが、特に根茎が有毒で、イリジンと呼ばれる毒成分を含んでいます。誤食すると、口やのどの灼熱感・悪心・嘔吐・体温上昇のほか、腹痛などの重い胃腸障害を発症する恐れがあります。また、種子、根茎、葉、汁液などに触れると、一部の人でアレルギー反応や皮膚の軽い炎症が生じる場合があります。

アメリカ・オダマキは、摂取したり触れたりすると人体に悪影響を及ぼす恐れがありますが、症状の軽重には幅がある可能性があります。キンポウゲ科やオダマキ属の仲間はしばしば植物全体に毒があり、プロトアネモニンなどの有毒成分を含んでいます。誤食した場合には嘔吐・下痢・胃腸炎といった比較的軽い症状から、場合によっては心臓障害などが現れる恐れもあります。また、汁液が皮膚に触れると水疱や炎症が生じる可能性があります。

トウダイグサ（燈台草）の和名は、春の草姿が昔の照明具の燈台に似ていることに由来します。道ばたや土手など日当たりの良い場所で日本各地に見られます。茎や葉をちぎると出る白い汁に触るとかぶれる恐れがあります。

サツキ はシャクナゲ 属の植物で、すべての組織に様々なレベルのグレイアノトキシンと呼ばれる毒素が含まれています。接触すると敏感な人はかぶれ、花粉は粘膜を刺激し、摂取すると吐き気、嘔吐、不整脈、血圧低下、幻覚などをヒトに起こすことがある。Grayanotoxinは非常に強力で、Rhododendronの花粉から作られた蜂蜜に含まれる量でも悪影響を及ぼす可能性があります。

レンテンローズは強健で育てやすく、庭木や鉢植えに用いられる園芸品種です。花弁に見えるものは実は萼片です。葉と根茎に有毒成分を含み、口にすると嘔吐やけいれんなどの中毒症状が出る恐れがあります。

ハナニラ（花韮）は、明治中頃に観賞用に渡来して現在では各地で野生化している多年生草本です。と若葉の頃の様子がニラにそっくりで、葉や茎を折ると放つ臭いもニラによく似ていることからハナニラと呼ばれていますが、ニラとは全く異なる植物です。

これらの植物は犬に非常に有毒であるためデルフィニウム・エラツム （ Delphinium elatum属名）による中毒症状は救急医療になる可能性があります。すべての部分には有毒なアルカロイドが含まれていますが、これらは通常、若い植物の新しい緑の成長に最も集中しています。摂取後の症状は、過度のよだれ、嘔吐、下痢、嗜眠、こわばりから不整脈、発作、呼吸困難または障害、麻痺、さらには死に至るまで、多種多様です。 デルフィニウム・エラツムを消費している場合は、症状がすぐに現れなくても、犬の治療を求めてください。

スイートピーは甘い香りの美しい花ですが、意外なことに実はマメ科の植物です。開花後に実るサヤエンドウに似た果実には毒性があり、食べることはできないため注意しましょう。この果実は猫にとっても毒性があるため、猫を飼っている場合は注意が必要です。

ハタケニラ（畑韮）は晩春から初夏に多数の小さな白い花を咲かせる常緑多年草です。地下に百合根のような鱗茎を作って急速に増え、抑制や駆除が困難なことから、農地ではとくに迷惑な雑草とされます。名前の通り姿がニラに似ます。