ナッセラ・テヌイッシマ(Nassella tenuissima)は、メキシカン・フェザーグラス(Mexican feathergrass)、フィネステム・ニードルグラス(Finestem needlegrass)、ファインリーブド・ナッセラ(fineleaved nassella)、アルゼンチン・ニードルグラス(Argentine needle-grass)などの通称で知られるイネ科の植物。アメリカ南西部、メキシコ北部、アルゼンチン原産。オーストラリアの気候によく適応し、オーストラリアの環境には有害である。観賞用の庭木として利用されることもあるが、容易に逃げ出し、サンフランシスコ周辺では帰化している。インターネットやその他の植物購入の場面でN. tenuissimaが入手可能なことから、オーストラリアへの侵入と帰化はほぼ必然的なものとなっている。外見はナセラ・トリコトマ(鋸歯状トサカ)に似ており、オーストラリアでは当初、他の外来種と間違われて雑草として記録されている。