アフリカ原産のセンチラス・アメリカナスは、世界中の亜熱帯から温帯地域でも栽培されている一年生草本です。痩せた土壌でも良く生育し、種子は栄養価が高く食用として用いられています。干ばつにも強いので西アフリカでは非常に重要な自給作物とされています。

モロコシ（蜀黍）は熱帯や亜熱帯の地域のみならず、アメリカや中国をはじめとする様々な地域でも栽培されています。野生種は3 m程に成長しますが、栽培品種は収穫しやすいように1.5 m程の高さに改良されています。インドなどでは食用として広く利用されますが、飼料としても利用されています。

Syzygium guineenseは森林地帯や山岳地帯に数多くみられる植物ですが、生け垣や庭木として用いられることもあります。植物は果実を付け、鳥やリスなどの哺乳類動物が好んで餌として食します。

Mimosa pigra 、湿った場所に敵対的な密林を形成する。川や湖の畔を占拠する傾向があり、定期的に水田にも侵入する。その結果、mimosa pigra 、世界で最も侵略的な種トップ100のひとつとみなされている。

ササゲ（大角豆）は食用として世界中で栽培されている植物です。江戸時代の日本では赤飯の小豆が武士にとって切腹を思わせるため嫌われたため、この植物の豆を使用していた記録があり、現在でもそうする地域があるようです。

ラッカセイ（落花生）が生産するマメ科植物の世界年間生産量は、2016年には4,400万トンで、世界全体の38％を占める中国がリードしています。モチェ族をはじめとするアメリカの先史時代の文化では、この植物が美術品に描かれていました。

カヤセネガレンシスは、高さ15〜30 m、直径1 mまで成長できる中規模の木です。樹皮は濃い灰色から灰色がかった茶色で、心材は茶色で、粗い噛み合う穀物でできたピンクがかった赤色の顔料です。木は、枝の端に密集したらせん状に配置された葉によって特徴付けられます。白い花は甘い香りです。果実は熟すと灰色から黒に変わります。

Diospyros mespiliformisは、温暖な地域に生息する植物で、果物は一般的に食用として流通しています。その他にも植物の葉はたばこの包み紙に使用されたり、木材が家具や建築材料としても使用される場合があります。

Sesbania sesbanはエンドウ科のマメ科の顕花植物の属であり、Sesbanieae族に見られる唯一の属です。この属の植物、そのうちのいくつかは水生です。現在、約60種が受け入れられていますが、約39種が未解決です。種の最大数はアフリカにあり、残りはオーストラリア、ハワイ、アジアにあります。

カポックの強い香りの花にはコウモリが集まり、受粉を助けます。実から採れる繊維は軽量で撥水性があることから、クッション等の詰め物や以前は救命胴衣の詰め物にも利用されました。

Ficus sycomorusは森林地帯などの茂みに自生する植物で、葉や茎を傷つけると白い粘度のある特徴ある乳液が滲出します。観賞用として親しまれている他、天然ゴムの原料や、植物の樹皮が布地の原料として使用されています。

マンゴー（檬果）は世界各地で広く食用に栽培される常緑性の果樹です。鉢植えで育てて、冬期は屋内の日当たりのよい所に置くなど、適切に管理をすれば、結実させることも可能です。

トウモロコシ（玉蜀黍）はその種子を食用や家畜飼料として利用する穀物です。味や利用目的に合わせて、多数の農業用品種も開発されています。家庭菜園でも栽培可能ですが、受粉のために2列以上で栽培する必要があります。