カモガヤ（鴨茅）はイネ科の多年草で、世界中で牧草や飼料用の干し草として広く栽培されています。日本には19世紀半ばに牧草として導入され、その後は各地で帰化し、畑、土手、河原など様々な場所で見られます。春から夏にかけて飛ぶ花粉は花粉症の原因として知られます。

シロザ（白藜）は、畑、空き地、道ばたなどに生える普通の野草です。同属の近縁種であるアカザの場合、若い葉の表面が赤紫色の粉（粉状毛）で覆われているのに対して、シロザ（白藜）の場合は白い粉（粉状毛）で覆われています。昔から食べられる野草として知られており、茹でてお浸しや和え物にして楽しむことができます。

コケモモ（苔桃）は針葉樹林の林縁や高山帯に自生しています。和名は、本種が苔のように地面を這って育ち、赤い果実が桃に見立てられたことに由来すると言われています。人間による採取や踏みつけ、環境変化などにより日本各地で絶滅が危惧されています。

ヨーロッパ原産の一年草で、本種を改良した園芸品種がビオラやパンジーと呼ばれ流通します。紫色、黄色、白色の3色が混ざった花を咲かせるスミレであることからビオラ・トリコロールと名付けられました。

セイヨウナツユキソウ (西洋夏雪草)は湿った草地や小川のほとりなど湿地に自生します。葉と花がアーモンドのような甘い香りを持ち、香り付けやポプリに用いられます。種子や若葉は精油を含み、化粧品の材料に使用され、根は染料に利用されます。

マユハケオモト（眉刷毛万年青）の名は眉にひいた化粧粉を落とすブラシ（マユハケ）に似た花を咲かせることと、葉がスズラン科の万年青（オモト）に似ていることに由来します。強い日光と極度の寒さを嫌い、日陰に生えます。原産国の南アフリカでは沿岸部に生えますが、日本では園芸品種として流通しており、植物園の温室でもよく見られます。

美しい花を咲かせるデルフィニウム・エラツムは切り花として流通していますが、イングリッシュガーデンの人気が高まるにつれて苗も出回るようになりました。全草が有毒で、特に若い株は強い毒性を持つと言われています。

この種はカナダ北方の森林と北ヨーロッパの多くの森林の床に生息しています。この発生の例は、黒トウヒ/フェザーモッククライマックスの森の中にあります。

Stuckenia pectinataは完全に水没した水生植物であり、浮いたり浮上した葉はありません。デンプンが豊富な塊茎が根茎に形成されます。

アイスランドポピーには品種改良された花色や大きさの異なるさまざまな園芸品種が存在し、世界中で広く栽培されています。花もちがよいため切り花にも適します。本来は多年草ですが、日本では夏越しが難しく、一年草として扱われます。

オオツメクサ（大爪草）は、日本には明治時代に渡来し、現在でも至るところで確認をすることができます。イギリスのモンゴメリシャー州の州花として有名です。

ハイコヌカグサは、戦後に日本へ渡来し、現在では全国各地にその生息地を広げています。水田の畦や草地などに好んで自生します。成長が早いため、ゴルフ場の芝生として最もよく用いられ、品種改良も行われています。

ヒメスイバ（姫酸葉）はスイバに比べて小型な姿からその名前が付けられました。道端や草地で見られ、牧草地などでは害草として扱われることがあります。雌花と雄花を別々の個体につける雌雄異株です。

葉は通常、長さ6インチ、幅1インチで、堅く、直立した先の尖った先端で、ほぼ反対側の12の茎のないリーフレットにカットされます。葉の下側は白い羊毛の繊維で覆われており、後に錆びた茶色に変わります。

ペタシテス・フリギドゥスは沼地、川辺、湿潤な森などの湿度の高い場所に生育します。綿のような種子の冠毛は、マットレスなどの詰め物に利用されます。アメリカのいくつかの州では、絶滅危惧種のリストに掲載されています。かつて自生地で暮らしていた先住民は、葉を燃やして残った灰を塩の代わりに利用していたそうです。

アザミにとって珍しいことに、棘がありません。植物は45〜120 cmの高さに成長し、忍び寄るランナーを形成します。茎は溝がありますが、翼がなく、多かれ少なかれ枝がなく、綿です。基底葉は、葉柄とややとげのある縁を備えた披針形で、長さ20から40 cm、幅4から8 cmに成長します。 7月から8月。

見た目はムラサキツメクサに似ているTrifolium mediumですが、小葉（しょうよう：1枚の葉から分化した小さな葉）は小さく、白い模様は入っていません。また托葉（たくよう：葉の付け根についている一対の小片）は、ムラサキツメクサのように鋭くとがっておらず、細長い形をしています。

フキタンポポ（蕗蒲公英）はヨーロッパ、アフリカ、アジアと広範囲に分布します。和名は、葉がフキ、花がタンポポに似ることに由来します。タンポポ同様、花は咲き終えると綿毛となって種を飛ばします。日本では正月飾りなどに用いられます。

ヒメチチコグサは明治時代に芝生の種子などに紛れて渡来した外来種とされていますが、在来種とする説もあります。やや湿った環境を好み、牧草地、道端、空き地などで見られます。ヒメアカタテハの幼虫は、オオヨモギやエゾノキツネアザミなどとともに本種を食草とします。

Rosa majalis（syn。R. cinnamomea sensu L. 1759、non 1753; R. cinnamomea auct。non L .;シナモンローズ;ダブルシナモンローズ）は、ローザ属の落葉性低木で、ヨーロッパとシベリア。 2 mに成長します。ビタミンCが豊富な食用のヒップフルーツが得られます。これは、薬やローズヒップシロップの製造に使用されます。